デザインコンセプト①
アルビオ・ガーデン古江東町は15階建・RC造、全68戸の分譲マンションです。2LDK+S〜4LDKの住戸をワンフロア・6スパンで配置し、日影規制をクリアするため西側のスパンを10階建、東側のスパンを5階建とするアシンメトリー(左右非対称)の形状となっています。この非対称性を活かして、東西両端のスパンをRC手摺・タイル貼りとし、中央の4スパンはガラス手摺+横ルーバー手摺とすることで、色合いを建物を3つのブロックに分けながら、全体的に均整のとれた姿となっています。
前面道路側から見た外観
アルビオ・ガーデン古江東町は15階建・RC造、全68戸の分譲マンションです。2LDK+S〜4LDKの住戸をワンフロア・6スパンで配置し、日影規制をクリアするため西側のスパンを10階建、東側のスパンを5階建とするアシンメトリー(左右非対称)の形状となっています。この非対称性を活かして、東西両端のスパンをRC手摺・タイル貼りとし、中央の4スパンはガラス手摺+横ルーバー手摺とすることで、色合いを建物を3つのブロックに分けながら、全体的に均整のとれた姿となっています。
建物全体の色合いについては、古江という町が持つ伝統や住宅地としての矜持(きょうじ)を建物として象徴するために、ベージュを基調とし、全体的に落ち着いた「和」の雰囲気を漂わせています。タイルやガラス手摺にブラウンをアクセントとして使用することで、ベージュとのコントラストがモダンな印象を与えます。また、マリオン、庇、バルコニー手摺、コーナーハイサッシなど、素材感や色に加え、機能性とデザイン性の両立という観点から組み合わせにも配慮しています。
バルコニーの隔板を隠しながら、デザイン的に縦ラインを強調するマリオン。単調にならないように、中央の3本のマリオンは、建物がセットバックする6階と11階で幅と色合いを変えることで、動的な印象を与えます。屋上まで伸びる左右2本のマリオンは、最上部でそれぞれ外に向かって開くことで空とのつながりや広がりを印象づけます。
ガラス手摺と横ルーバー手摺を組み合わせながら整然と配することで、外観上のアクセントとしています。また、ブラウンのガラス手摺が落ち着いた佇まいの中に重厚さを醸し出しています。
建物の両サイドのバルコニーはRC手摺とし、ベージュのタイルを基調に、ブラウンとオフホワイトのタイルをボーダー状に貼り、水平ラインのアクセントとしています。
目地材を入れない接着剤貼りにより、タイル1枚1枚の厚みが際立つとともに、彫りの深い印象を与えます。
コーナーハイサッシ上部に設けられた庇は、外観側面のアクセントとして、モダンな印象を与えています。
東側の6階以上の角住戸にコーナーサッシを採用。バルコニー面のサッシよりも300mm高い2,200mmのハイサッシで空間の広がりを感じられるだけでなく、外観にモダンな印象をプラスします。
古江東町の公園として広島市に提供。大きくカーブする道路の見通しも確保しています。
濃茶を基調とするフラットな磁器質タイルに、同じく濃茶でレリーフ状のせっ器質ボーダータイルの凹凸がランダムになるように貼ることで、陰影を強調し、「和」の趣と重厚さを醸し出します。
耐荷重性に優れ、意匠性の高い磁器質タイルを敷き詰めた車路。車専用の出入り口を敷地の東側と南側の2カ所に設けているため、通勤時間帯等、スムーズに出入りできます。
磁器質タイルを貼ったロータリー。ポーチに車を横付けできるので、同乗者が雨の日でも濡れることなく、安心して乗り降りできます。